【体験談】Apple公認資格App Development with Swift合格!出題傾向や受かるための勉強法は?

Swift資格合格サムネ

こんにちは!Apple信者のiOSエンジニアです。

大前提として、iOSエンジニアになるのに絶対に必要な資格などありません。

しかし本家Appleの公認資格試験「App Development with Swift」に合格しておけば、iOSエンジニアとして活躍するまでの道のりを大幅にショートカットできるでしょう。

そこでこの記事では、強烈なApple信者であり、現役のiOSエンジニア…加えてApp Development with Swift Level 1を最初期に受験した僕が、Apple公認資格に合格したときの体験談をお話しします

また最短で合格を目指す方のために、出題範囲や傾向、さらには僕が思う合格の肝となる勉強法についてもお伝えしていきますよ。

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App Development with Swiftとは?

App Development with Swiftとは

App Development with Swiftとは、Swiftでのアプリ開発の基本を習得していることを証明するためのApple公認資格です。

2018より米国で試験が開始され、2019年より日本でも受験できるようになりました。

なお現時点では、この試験の日本語版はありません。

そのためおそらくですが、問題文や回答形式なども含めて米国で展開されているものと同じなのかなと僕は思っています。

なので日常会話程度の英語と、IT業界でよく使われるような英語表現は軽く覚えておくとアドバンテージになりそうです。

ちなみに僕は英語に自信がありませんでしたので、学生時代のようによく出てくる英語を単語帳にして覚えていました。

Apple信者メモ

Apple公認資格は、そう多くはありません。仮に僕がiOSエンジニアを目指していなかったとしても、単純にApple信者としてほしい資格だということに違いないでしょう。

また、Swift関連のApple公認資格試験が日本で展開されたのはこれがはじめて。Swiftの誕生は2014年ですから、5年と少しという短期間で公式資格が登場したということ。

Apple製品の普及とともに、凄まじいスピードでSwiftが普及していることがわかりますね。これはApple信者としても、とても嬉しくテンションの上がる事実だと感じています。

僕が受験した2019年の時点では、選べる科目は「App Development with Swift Level 1」のみでした。

しかし現在では、以下の2つの科目に分かれているようですね。

(1)App Development with Swift Certified User

認定ユーザ資格、つまりSwiftやXcodeを使って基本的なアプリ開発が行えることを証明できる資格。

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(2)App Development with Swift Associate

コンピューティングやiOSアプリケーションが社会・経済にもたらす影響などについて正しく知っていることの証となる資格。

以上のように、差別化されています。海外発信の資格ということであまり情報が多くないのですが、おそらく(1)が僕が受験した「App Development with Swift Level 1」に近い内容なのではないかと思います。

というのも、僕が受験した際の設問を思い出してみると、アプリを構築するためのXcodeやSwiftの使い方に関してが主に尋ねられていた印象だからです。

その先にある社会的な影響〜うんぬんは問われていなかったため、「App Development with Swift Level 1 」の内容は「App Development with Swift Certified User」へと引き継がれている可能性が高いと僕は考えていますよ。

なお受験料は一律10,780円(税込)。また学割では8,580円(税込)で試験を受けることが可能です。

なお公式サイトはこちらです。

App Development with Swiftに合格するともらえる認定証

資格に合格すると、下のような認定証がもらえます

Swift資格合格証

これは僕が実際にこの資格に合格したときにいただいた、実物の認定証です。

個人情報に関しては塗りつぶしていますが、成績については恥ずかしながらそのままお出ししています。

なかなかにギリギリのラインでの合格ですね(笑)

認定証を参考にさらに掘り下げて見ていくと、この資格試験の評価内訳は次の3つであることがわかります。

(1)Developer Tools: Xcode & Builder Interface(Xcodeなど開発ツールの知識があるか)

(2)Swift Langage Fundamentals(Swift言語の基礎が習得できているか)

(3)iOS API Fundamentals(iOS APIの基礎が習得できているか)

それぞれの項目の正答率のパーセンテージが表示されるので、自分の理解できていない部分を知ることもできます。

僕の場合、Swift言語が78%となんとか見れる数字になっていますが、他の2つが壊滅的ですね(笑)

また合格のために求められるのは700点以上なので、単純に出された問題の7割に正解することで、合格を勝ち取ることができますよ

Apple信者メモ

資格試験や勉強とは縁遠い人生を歩んできた僕ですが、やはり左上に入ったAppleロゴを見ると燃えますね。これから頑張って、もっともっとiOSアプリ開発を勉強していこうという気持ちにさせてくれます。

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App Development with Swiftの受験方法

Swift資格受験方法

試験はCBT形式となっています。

CBT形式というのはざっくり言えば選択問題で、PCに問題文と一緒に表示される回答の選択肢を、マウスでポチポチと選択していくもの

ただごくごく僅かですが、記述式の問題も含まれていました

虫食いで表示されたソースコードを見て、正しくコンパイルが通るように記述せよ、みたいな質問ですね。

とはいえ僕が受けたときの問題では入力するのは数語のものばかりだったので、タイピングの速さなどが試験に影響することはなさそうです。

また、受験時間も50分とかなり余裕があります。スムーズにいけば、2、3周と見直しをすることも可能な試験時間といえますね。

受験は、指定されたオデッセイの試験会場でのみ行えます。

2022年時点では、オデッセイテスティングセンター有楽町でのみ受験が可能なようです。

ちなみに僕もこの会場で受験しました。

余談ですが、同じフロアに美味しそうなごはん屋さんがたくさんあったので、空腹の誘惑とも戦いながら試験に望んだ記憶がありますよ。

App Development with Swiftの出題範囲

試験の出題範囲は、基本的にAppleが公式で出している以下の電子書籍

「App Development with Swift Certified User」の科目は、Develop in Swift Fundamentalsから。

「App Development with Swift Associate」の科目は、Develop in Swift探究からですね。

また細かい部分に関しては、公式サイトが用意してくれているPDF資料に一覧として記載されています。

ただ僕が受験した感覚では、出題範囲や質問のされ方が少々特殊なように感じたのが正直なところ。

というのも僕は、出題範囲として示されている電子書籍の練習問題を重点的にやり込んでいました。

しかし実際の試験では、練習問題と同じような質問形式はほとんどと言っていいほどありませんでした。

なので、Appleの電子書籍の練習問題をやり込むことはもちろん大切なのですが、その書籍に書かれている内容を網羅的に把握していないと、すべての質問にスムーズに答えていくことは難しいのかなというのが正直な印象です。

現時点でIT業界で働いていたり、もうiOSエンジニアとして活躍されていたりする方には、そこまで難しくないと感じる内容かもしれません。

初学者の方にとっては、相応の勉強や前準備が必要になるように思いますよ。

App Development with Swiftに合格するためのおすすめ勉強法

おすすめ勉強法画像

試験に合格するためには、まず基本的なSwiftやXcodeの知識が必要になると考えています。またその他に、UIKitの知識も必須となるでしょう。

そのため、まず出題範囲のAppleの電子書籍の内容を網羅することは必須といえます。

ただし、書籍を暗記するだけでは難しいでしょう。

なぜなら、Xcodeについて、すなわち開発の際にツールのどんな機能を使えばよいか、などの問題が出題されることもあるから

実際に手を動かしてアプリを作ったことがある人でなければ、すぐには答えられないような質問も含まれています。

なので、大前提としてAppleの電子書籍を網羅すること

また市販のものでも構わないので、手を動かしてiOSアプリ開発のチュートリアルを一通り行っておくことを強くおすすめします。

何度か手を動かしてXcodeを扱う経験をしておくと、どの場面でどの機能が役に立つのかを感覚的に身につけて、反射的に答えられるでしょう。

当サイトでも以下のページでXcodeについてやその使い方を解説していますので、よければご覧ください。

・Xcodeを使ってみよう!「Hello, Xcode!」を出力するまでをApple信者の現役iOSエンジニアが解説!

なお、iOSアプリ開発に関する資格試験なのですが、基本的なWebに関する知識も数問出題された記憶があります

たとえば、URLのうちドメインはどこですか?クエリはどこですか?のような問題ですね。

難しいことではないので、基礎的なインターネット通信(GETとPOSTの違い)やデータのシリアライズについても一通り知識をつけておけばより合格の可能性を上げていけるでしょう。

App Development with Swiftに合格して感じたメリット

iOSエンジニアになるのに、必須となる資格はないとお伝えしてきました。

そのため、この資格を取得するメリットがいまいちわからないという方もいらっしゃるかもしれません。

僕が実際にこの資格を得て感じたのは、App Development with Swiftの知名度はまだ低いということ。

お仕事をする上でクライアントさんにこの資格を保有していることを話しても、「はじめて知った!」「そんなのがあるんだね」というような反応をいただくことが正直多かったです。

ただし、この資格のお話をさせていただたいたクライアントさんとのお仕事はスムーズに進むことも多かったですし、この資格のおかげかどうかはわかりませんが、思ったよりも契約まで早くこぎつけたという経験もあります。

また現時点では資格自体の知名度が低いことで、この資格を知って取得したという事実だけでも「やる気がある人だ」「iOSアプリ開発が本当に好きな人だ」という評価をしていただけたのかもしれません

なのでこれからiOSエンジニアを目指している方にとって、App Development with Swiftはとても強い後押しになると僕は感じますよ。

さいごに

この記事では、Apple公認資格であるApp Development with Swiftについてお話をしてきました。

ギリギリで合格した僕からはおこがましい内容ばかりですが、記事内容が少しでも、皆様のお役に立てば幸いです。

僕がこの資格を取得したのは、日本で試験自体が始まった2019年なので、現状とは少々違う部分があるかもしれません。

ただ、抑えておくべきポイントや、iOSエンジニアとして問われる部分は大きくは変わらないはずだとも思います。

この記事を読んでくださった受験予定者の方が、一人でも多く合格できますように!

心から祈っています。

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